パートナーシップ構築宣言に登録しています
パートナーシップ構築宣言
中小企業庁のパートナーシップ構築宣言に登録しました
登録に際して
「取引先、主に仕入れ先や下請け業者に対して無理強いしない」という事を公に宣言する。という趣旨のものと解釈し、商工会の勧めもあり、登録しました。
養紡屋ではこれまで自社生産の蜂蜜販売のみでしたが、店舗のオープンに伴い有難いことに蜂蜜が足りないという状況になってきました。
そこで、今後は養紡屋の拘りである「抗生物質不使用」に拘って飼育している、養蜂家の方からの蜂蜜の仕入も検討していきます。もちろん、飼育方法や採蜜方法など養紡屋の理念に合うかどうかも厳選に吟味してですが。
難しいのがやっぱり価格
養紡屋も数年前までは問屋さんや、蜂蜜屋さんに卸販売をしていました。価格は小売価格に対してびっくりするほど安く、突然に「今年は去年の20%OFFでお願いします。」などと言われ、苦しんだ過去もあります。蜂蜜は自然のものの為、山ほど採れる訳ではなく、それでは養蜂業のみで家族を養っていく事はできないような金額でした。
その為、卸販売でなく、小売に切り替えた経験もあり、若手養蜂家の苦労を重々に承知しています。
沢山はちみつを採ろうと思えば”抗生物質”を使用した方が良いのです。それでも、蜜蜂と人間の将来を考え、抗生物質不使用に取り組む養蜂家を養紡屋は支持していきたいと考えています。
ただ、仕入価格が上がればもちろん、小売価格も高くなってしまいます。
「養紡屋のはちみつは高い」
そんな事を言われる時もたまにあります。単に、ブランディングしてオシャレにして高くして儲けている訳ではないです。あくまでも”はちみつ”は”食品”であり、日常使いしてもらえなければ意味が無いと思っているので、コスト削減の為に過剰包装は避けています。
養紡屋のはちみつの価格は「抗生物質不使用」「完全非加熱」故に、他養蜂家よりも生産できる量に限りがあり、また手間もかかっています。
その価値をお客様へきちんと伝え、価格の価値を十分に理解した上で支持していただけるようになるのが、養紡屋の務めだと考えています。
(具体的に何故コストが掛かるのかはまた別のブログで書いていこうと思います。)
パートーナーシップ構築宣言とは
以下、中小企業庁ホームページより
関係閣僚(内閣府、経産省、厚労省、農水省、国交省及び内閣官房副長官)と経団連会長、日商会頭、連合会長をメンバーとする「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」において、「パートナーシップ構築宣言」の仕組みを、2020年5月に創設しました。「パートナーシップ構築宣言」は、サプライチェーンの取引先や価値創造を図る事業者の皆様との連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップを構築することを、「発注者」側の立場から企業の代表者の名前で宣言するものです。
「パートナーシップ構築宣言」では、
- サプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列等を越えた新たな連携
- 親事業者と下請事業者との望ましい取引慣行(下請中小企業振興法に基づく「振興基準」)の遵守を宣言し、本ポータルサイトに掲載することで、各企業の取組の「見える化」を行います。